ヒラニザ (平仁座、学名:Acanthurus mata、英名:Elongate surgeonfish)は、スズキ目ニザダイ亜目ニザダイ科に属する魚。

分布

太平洋からインド洋に広く分布する。日本では南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島などに生息する。

生態

体長は35cm程度。体側に多数の青色のラインがあり、他のクロハギ属の魚より体高が低い。水深5m~45mの潮通しのいい岩礁の上や、サンゴ礁外縁、ドロップオフの中層を複数で泳ぐ。幼魚は浅い海域に単独で棲み、太平洋沿岸では季節来遊魚として見ることができる。雑食性で藻類やプランクトンを食べる。

利用

おいしい食用魚とされ、主に沖縄県で食べられる。ソテー、煮物、刺身の具材として利用される。

脚注

参考文献

  • 加藤昌一執筆 『海水魚 ひと目で特徴がわかる図解付き』 誠文堂新光社 2011年4月28日 初版発行 263頁 ISBN 9784416811337

ヒラニザ 沖縄の魚図鑑

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ヒラニザ(2011.05.05) WEB魚図鑑