JCB・MEP賞(ジェーシービー・メップしょう)は、かつて日本プロ野球・セントラル・リーグ公式試合を対象に行われていた表彰制度。MEPとはMost Exciting Playerの略。いわば「マン・オブ・ザ・マッチ」的な仕組みである。
歴史
1989年、セントラル・リーグのオフィシャルスポンサーとして日本のクレジットカード会社・JCBと契約を結び創設された。
セ・リーグの各公式戦全試合を対象として、その試合の公式記録員が最も印象に残った選手を勝利チームから1名ずつ選び出し、その選手に対して1ポイント、更に印象度の高い選手には更に1,3,5ポイントの付加得点を加算する。(セ・パ交流戦の期間中は同賞は実施しない)
セ・リーグの当該年度公式戦全試合終了後、それらのポイントを集計し参加各チーム(2005年は6チーム)の最多ポイント獲得選手1名に対し「優秀JCB・MEP賞」(賞金100万円)を贈呈し、更に全チームを通しての最多ポイント獲得選手1名には「最優秀JCB・MEP賞」として賞金500万円が贈呈された。
2008年春、セ・リーグは「セ・リーグファンフェスタ」をJCBをスポンサーに実施する事を決定したが、それに伴い、JCB・MEP賞は2007年限りで終了となった事が発表された。これにより、横浜ベイスターズは大洋時代(1989-92)含め、最優秀MEP賞獲得選手が存在しないこととなった。
歴代受賞者
- 太字は最優秀JCB・MEP賞、その他は優秀JCB・MEP賞
脚注
関連項目
- JERAセ・リーグAWARD - 2023年シーズンから開始。JCB・MEP賞と同じなのは、勝利試合について最も貢献した選手を特定するという事であるが、これを月間単位で回数集計しチーム別表彰候補をノミネートし、選考委員(レジェンド選手6名)の意見を考慮して、各チーム6候補選手の中から月間表彰及び年間表彰を決めるという点が異なる。なお引き分け試合・セ・パ交流戦についてはノミネート対象としない。
- Jリーグ マン・オブ・ザ・マッチ
- ローソン 週間MVP・月間MVP(日本プロバスケットボールリーグ)
- 阪神タイガース ホームゲームで阪神が勝利した場合「ヒーロー賞」(協賛・阪神百貨店)が贈呈されている
- 読売ジャイアンツ ホームゲームで巨人が勝利した場合「ヒーロー賞」(協賛・アットホーム、2013年のみ「クラッチヒーロー賞」)が贈呈されている
外部リンク
- JCB・MEP賞 Official Site - ウェイバックマシン(2012年8月25日アーカイブ分)




