田中 大輝(たなか だいき、1992年8月7日 - )は、熊本県熊本市出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。
経歴
プロ入り前
小学校4年生の時、家の隣の先輩に勧められ川尻ドリームスで野球を始める。城南中学では軟式野球部に所属、卒業後は熊本市立必由館高等学校へ進学。
必由館高では1年春からベンチ入りし、2年春から背番号1。3年春の県大会では全6試合を完投し準優勝に導いた。1学年先輩に阪神タイガースの岩貞祐太がいる。
卒業後は國學院大學へ進学。3年まで故障等でほとんど出場機会がなかったが、2014年の4年春の東都リーグ戦で4勝(1敗)を挙げ、7月に第27回ハーレムベースボールウィークの大学代表として選ばれたが大会で左肩を痛め、その後はドラフト会議に指名されるまで登板しなかった。
2014年10月25日のプロ野球ドラフト会議で、読売ジャイアンツからの4巡目指名を受け、契約金5,000万円、年俸1,000万円で入団(金額は推定)。当時の一軍監督であった原辰徳は、「肩の故障がなければ、2位ぐらいで指名されていたんじゃないか」と評価していた。その一方で、田中自身は、「4位まで進んだ時に(指名は)もうないな」と内心諦めていたという。また、指名後も、左肩の怪我を考慮しながらノースロー調整を続けていた。
プロ入り後
2015年には、左肩のリハビリに専念したため、一・二軍とも公式戦での登板機会がなかった。10月29日の自由契約通告を経たうえで、11月22日に育成選手として再契約。12月8日に左肩関節鏡視下手術を受けたことが発表された。
2017年10月31日、自由契約公示された。11月20日、再度育成選手契約を結んだことが発表されたが、翌2018年10月26日付をもって来季の契約を結ばないことを通告され、10月31日、自由契約公示された。
2019年は打撃投手として巨人に残り、その後、2022年4月からジャイアンツアカデミーのコーチを務めている。
2023年からは辻東倫を初めとしたアカデミーコーチ陣や読売ジャイアンツ女子チームの構成されたベースボール5チーム「GIANTS」のメンバーとしても活動。同年12月の第1回日本選手権東日本予選で全勝し、2024年2月の第1回日本選手権で準優勝している。
選手としての特徴・人物
左のスリークオーターから投げる球は最速144km/h、球種はキレのあるスライダーとツーシームで、コントロールの良さとスタミナが武器。
目標の投手は杉内俊哉。
4人家族だが、父親と母親が歯科技工士で、姉が歯科衛生士という家系で、田中本人も父親と同じ職種を継ぐ話があったが断っている。
詳細情報
年度別投手成績
- 一軍公式戦出場なし
背番号
- 69(2015年)
- 024(2016年 - 2018年)
- 206(2019年) ※打撃投手
脚注
関連項目
- 熊本県出身の人物一覧
- 國學院大學の人物一覧
- 読売ジャイアンツの選手一覧
外部リンク
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)



