『グルーヴ・イレーション』(Groove Elation)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョン・スコフィールドが1995年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
スコフィールドは本作を最後として、1989年より続いてきたブルーノート・レコードとの契約が完了し、本作リリース後にはヴァーヴ・レコードへ移籍した。前スタジオ・アルバム『ハンド・ジャイヴ』(1994年発売)と並び、スコフィールドのブルーノート時代の作品としては、特にファンク色の強いアルバムとみなされている。また、スコフィールドのリーダー・アルバムとしては初めて本格的なホーン・セクションが起用されており、4人の管楽器奏者はいずれも、ソロを演奏せずアンサンブルに専念した。
反響・評価
アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで21位を記録した。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「かなりブルース色が強く、時にはバップ的かつレイドバックしており、1960年代のジミー・スミスやリチャード・グルーヴ・ホルムズを思わせるサウンド」と評している。
トラック・リスト
全曲ともジョン・スコフィールド作曲。
パーソネル
- ジョン・スコフィールド - エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター
- ラリー・ゴールディングス - オルガン、ピアノ
- デニス・アーウィン - ダブル・ベース
- アイドリス・ムハマド - ドラムス
- ドン・アライアス - パーカッション
- ランディ・ブレッカー - トランペット、フリューゲルホルン
- スティーヴ・トゥーレ - トロンボーン
- ビリー・ドリュース - テナー・サクソフォーン
- ハワード・ジョーンズ - バリトン・サクソフォーン、チューバ、バスクラリネット
脚注・出典




