匚部(ほうぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では22番目に置かれる(2画の16番目)。
概要
「匚」字は物を受ける器に象る。偏旁では意符として「いれもの」に関わることを示すものを収める。
なお、日本の新字体、中国の簡化字においては次の匸部の「匸」を「匚」に改めたため、字書においても部首を統合していることが多い。
部首の通称
- 日本:はこがまえ
- 中国:左方框・三匡
- 韓国:터진입구몸부(teojin ip gu mom bu、開いた口の構の部)
- 英米:Radical Right open box
部首字
匚
- 中古漢語
- 広韻 - 府良切
- 詩韻 - 陽韻、平声
- 三十六字母 - 非母
- 現代漢語
- 普通話 - ピンイン:fāng 注音:ㄈㄤ ウェード式:fang1
- 広東語 - Jyutping:fong1
- 日本語 - 音:ホウ(ハウ)
- 朝鮮語 - 音:방(bang) / 訓:상자(sanja、箱)
例字
- 4:匡・匠、5:匣、8:匪
- 巨→工部(匚部とする辞書もあるが、「L」字型の部分はたてとよこで独立した筆画を持つため、画数が合わなくなる)
関連項目
- 部首
- 漢字
- 匸部




