数字に準ずるもの(すうじにじゅんずるもの、英語: Number Forms)は、Unicodeの78個目のブロック。
解説
分数を1文字で表したものやローマ数字などの特殊な形状の数字類を収録している。
Unicodeのバージョン1.0においても「数字に準ずるもの(Number Forms)」というブロック名で制定されていた。
収録文字
小分類
このブロックの小分類は「分数」(Fractions)、「ローマ数字」(Roman numerals)、「古典的なローマ数字」(Archaic Roman numerals)、「小文字のクラウディウス文字」(Lowercase Claudian letter)、「転置した数字」(Turned digits)の5つとなっている。本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。また、収録文字が1文字しかない小分類については小分類名が単数形で表現されているが、本記事では単数形か複数形かによる小分類名の表記ゆれについては別の小分類として扱わず、同一の小分類として扱うこととする。
分数(Fractions)
この小分類には分数を1つの文字として表したものが収録されている。
その他の分数の形式は、ラテン1補助ブロックにも存在する。
ローマ数字(Roman numerals)
この小分類には基本的なローマ数字が収録されている。
古典的なローマ数字(Archaic Roman numerals)
この小分類には現在はあまり使われなくなった古典的なローマ数字が収録されている。
小文字のクラウディウス文字(Lowercase Claudian letter)
この小分類には古代ローマ帝国においてクラウディウス帝が制定したラテン語表記用のクラウディウス文字の小文字が収録されている。
碑文のクラウディウス文字は全て大文字だが、学者によって小文字で書き写されることがある。
転置した数字(Turned digits)
この小分類にはアイザック・ピットマンの記法で12進数を表記するための180°回転した数字が収録されている。
文字コード
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
- ローマ数字
- 分数




