木造駅(きづくりえき)は、青森県つがる市木造房松(ふさまつ)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五能線の駅である。
歴史
- 1924年(大正13年)10月21日:開業。
- 1938年(昭和13年)3月2日:駅売店から出火し、駅舎が全焼。
- 1980年(昭和55年)9月20日:貨物の取り扱いを廃止
- 1983年(昭和58年)4月1日:駅員無配置駅となり、簡易委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1992年(平成4年)8月3日:駅舎の供用を開始し、同時に旧木造駅舎を取り壊し。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始。
駅構造
単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。元々は相対式ホーム2面2線であった。横取線が旧上り線の跡である。
弘前統括センター(五所川原駅)管理の簡易委託駅(改札業務実施駅)である。指定券も取り扱っている。
駅舎は「木造ふれ愛センター」との合築で、外壁に土偶を貼り付けてある。この土偶は亀ヶ岡遺跡から発掘された遮光器土偶がモチーフで、ふるさと創生事業の一環として駅舎に作られた。地元では「シャコちゃん」と呼ばれて親しまれている。土偶の「目」の部分には赤く発光する機構が当初より存在しており、設置からしばらくの間は列車の発着に合わせて土偶の目を点滅させていた(「いらっしゃいビーム」)が、周辺住民からの「怖い」「子供が怖がる」などの苦情により点滅を自粛(外部からの要望があるときのみ)した。「巨大な土偶が出迎える迫力ある駅舎」として、東北の駅百選に選定された。
2019年(令和元年)10月から2020年(令和2年)3月にかけて行った駅舎の改修工事により、駅入口のバリアフリー化や空調の設置がされたほか、土偶の目に設置されていた電球をLEDライトに交換し紫、青、緑、黄色、だいだい、赤、ピンクの7色4パターンを点灯できるようになり、発光を復活させた。以前あった発光への苦情について、2020年(令和2年)時点では利用者は「もう見慣れた」という反応で、列車接近の合図代わりにする利用客や、撮影するためだけに駅を訪問する客の存在も報じられている。
現在の駅舎は鉄筋コンクリート造である(土偶もコンクリート製)。
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は186人である。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺
その他
- 1960年代ごろ(詳細時期不詳)までは、当駅発着の列車があった。
- 駅を象徴する遮光器土偶のモニュメントから鉄道系のマンガ、松山せいじ著『ゆりてつ』21話、ビッグコミックオリジナルに連載中の『テツぼん』112話、に当駅が登場している。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■五能線
- 臨時快速「リゾートしらかみ」停車駅
- □快速(上りのみ)・■普通
- 中田駅 - 木造駅 - 五所川原駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 木造地区警察署襲撃事件
外部リンク
- 駅の情報(木造駅):JR東日本




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